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運送を英語に翻訳すると?

2015/04/30

運送を英語に訳してみると、transportationと言います。運送するという動詞は、transportとなります。

★物流とロジスティクス

近年では、物流といえばロジスティクス【logistics】という言葉を思い浮かべる人が多いでしょう。ですが、ロジスティクスが単純に運送を意味するかというとそうではありません。

【logistics】はその語源が古代ギリシャ語の「λογιστικός(商業算術/合理性)」からきており、転じて施設の設置や維持、ならびに物資の調達や補給、運搬、運用を合わせた軍事用語の「兵站」を意味するようになりました。

マーケティング戦略の流通経路を、川上から川下まで、材料調達・生産から販売まで最適化しようとする「サプライチェーンマネジメント」(supply chain management、SCM)の重要性が叫ばれる昨今では、単純な運送だけでなく、効率的な運送の運用が必要だという観点から【logistics】が好まれて使われています。

★運送を英語に翻訳すると?

物流を合理化するための戦略としての【logistics】とは逆に、純粋な手段としての「運送」は英語で【transportation】といいます。

「運送する」という動詞にすると【transport】になりますが、この【transport】の前半の【trans】は「向こう側へ」(from one place to another)を表す接頭辞で、【transmit】「横切って、超えて」【translate】「他の側へ、別のところへ」
【transfix】「貫いて、通って」【transcend】「超越して」と言った語句にも使われています。

後半の【port】はラテン語で「運ぶ」を意味する【portare】から来ています。
さらに細かく見てみると【porta】は門を意味し、英語でも【port】は港や荷役口を表しています。

日本語の「運送」運んで送るという言葉と同じように、英語の【transport】向こう側へ運ぶという言葉も言葉が組み合わさってできています。

同じように、【im(=in)】「中へ」を【port】につけると中へ運ぶ【import】「輸入」に、【ex】「外へ」を付けると輸出の【export】「輸出」になります。

また、ご存じ【important】「重要な」という単語がありますが、この単語の中にも【import】が隠れています。

これは土地がアジアより痩せていて農作物が育ちにくく、自給自足が難しかったヨーロッパでは、他国から自国へとどうやってものを運び込んでくるかが死活問題だったからです。

歴史的にも航海を通じての貿易や、或いは略奪や植民地といった行為が国益を得るために【important】な行為とされていました。

他のヨーロッパ諸国、たとえばポルトガル語では【importante】「重要」【importação】「輸入」、スペイン語でも同じく【importante】「重要」【importación】【輸入】となっており、周辺諸国と酷似した単語になっています。

ここから欧州では他国から自国へと物資を運びこんでくることが重視されていた歴史的な背景が浮かびあがってきます。

現代は日本でも貿易はビジネスに欠かせない【important】な物となっています。

輸出入をうまく利用することでVIP(very important person)を目指してみてはいかがでしょうか。

★輸出入の際覚えておくと便利な単語

・割れ物注意
ガラス等の割れ物を扱いたい場合、【Handle with Care】と記載します。壊れ物のシールは【FRAGILE Sticker】(フラジャイルステッカー)といいます。

輸出入だけでなく、割れ物のお土産などが入った荷物を空港に預ける際にも【Could you put a fragile sticker on this baggage?】「この荷物に割れ物シールを張ってもらえませんか?」というフレーズが使えますので、海外旅行でのちょっとしたシーンにも活用できます。

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・荷物を傾けたくない場合
傾けてはならない荷物の輸出入の際に「この面を上に」「天地無用(天となる上面を地である下面にしてはならないという意味)」と英語で表したい場合は、【This side up】または【Do not turn over】、【↑UP↑】といった表記と合わせてアップマーク↑↑を貼りつけるといいでしょう。

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